rabo

最初に

 最近は平均寿命ものび、100才をこえてもお元気に生活されている方も増えてきて、健康長寿には何が必要かという研究も進んできています。健康長寿には遺伝子も大きく関係しているといわれますが、これはなかなか変えることが出来ません。それに対して栄養・運動・睡眠といった環境因子は、気をつけることにより変えることが出来ますから、それらについて考えていきたいと思います。

まず栄養ですが、5代栄養素といわれる炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルは健康を維持していくのにとても大切なものです。炭水化物はエネルギーの素となりますが、多すぎると脂肪として蓄えられます。

脂質もエネルギー源として大切ですが、それ以外にホルモンや細胞膜の材料となります。タンパク質は筋肉を作るだけでなく、アミノ酸はDNAからの情報をキャッチし各種酵素等を作ります。ビタミンは自分で作ることが出来ないため食物として取らなければ不足しますが、様々な酵素反応を助けたり酸素によるダメージを回復したりします。ミネラルも体の成分となるだけでなく酵素反応を助ける大切な働きがあります。