disease

溶連菌感染症について

溶連菌感染症とは、A群β溶血性連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。

2日から7日の潜伏期の後、喉がとても痛く、高熱がでます。飛沫感染でひろがります。

ひどくなると、細かく赤い発疹が首・胸・脇・下腹部に出たり、全身に広がることもあります。

また、イチゴ舌といった真っ赤な舌になることもあります。

抗生物質が効きますから、そんなに心配はないのですが、症状が消えたからといって、途中で薬を飲むのをやめてしまったりすると、再発したり、また、しばらくして、急性腎炎やリウマチ熱、肺炎を起こしたりすることがあるので、抗生物質は出されたとおりにしっかり飲んでいただくことが大切です。

腎炎は、1~2週間の潜伏期の後に、血尿やタンパク尿がでることがありますから、その頃に尿検査を受けていただくと良いと思います。

リウマチ熱は溶連菌そのものが悪さをするのではなく、感染によって引き起こされる炎症反応が原因となります。リウマチ熱では発熱と関節や、心臓、皮膚、神経などに、痛みなどの症状があらわれます。

溶連菌感染症は、学校指定伝染病の第3種に入っていて、「抗生物質による治療開始後24時間以上たち、全身状態がよければ登校可能」となっています。