声の衛生
避けること | 対策としてどうしたら良いか | ||
長時間話をする | 用件は短く、無言であいづちをうつ。聞き手にまわる。 | ||
大声をだす | 相手の近くで話す。マイクを使う。騒音下で話さない。 | ||
咳・咳払いをしない | 水を飲む。声に出さないで飲み込む。 | ||
歌を歌う | 楽に出せる声でハミング程度にする | ||
早口で話す | ゆっくり、ゆったり話す | ||
ささやき声を出す | やわらかい声を出す | ||
不自然な高さの声を出す | 楽な高さの声を使う | ||
力みながら声を出す | 喉の力をぬいて、笑いを含んだ声を出す | ||
上肢に力を入れながら話す | 体の力を抜いて話す | ||
喉の乾燥 | 水を飲む。寝るときにマスクをする。加湿器を使う。 | ||
煙やほこり | マスクをする。禁煙。換気する | ||
風邪 | 風邪の予防 | ||
身体の疲労 | 充分に栄養を取り、休養をとる | ||
精神的ストレス | 勤務条件の変更、身体的問題、心理的問題の解決など |
腹式呼吸の勧め
腹式呼吸とは横隔膜を上下に動かしてする呼吸法です。私たちの普段の呼吸や発声は腹式呼吸で行っています。ただ、大きい声や強い声を出そうとしたときには、それが乱れ、喉の筋肉に力が入りすぎ、声帯を強く締めすぎてしまい、声帯ポリープや声帯結節の原因になると言われています。
横隔膜を上げ下げする筋肉は、深部の、インナーマッスルといわれる多数の筋群になってきますが、これを鍛えることは、呼吸の改善だけでなく、正しい姿勢の維持にも効果的です。また、腹式呼吸は、副交感神経を高め、リラックス効果もあります。