大阪府河内長野市千代田駅前の佐野耳鼻咽喉科

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佐野耳鼻咽喉科

〒586-0018 大阪府河内長野市千代田南8-3

TEL:0721-52-3387
診療のご予約:186050-5865-9870

駐車場:13台有

滲出性(しんしゅつせい)中耳炎(ちゅうじえん)のお話

滲出性中耳炎って?

耳の奥の突き当りに鼓膜がありますが、この鼓膜の向こうは、空洞
になっていて、空気がはいっています。また、中耳は、鼻の奥と、
耳管(じかん)という管でつながっています。耳管は唾を飲んだり
あくびをしたりすると開いて、外気と中耳との気圧が同じになるよ
うに調節しています。この耳管が詰まってしまって、中耳にお水(浸
出液)がたまっているのが、滲出性中耳炎です。



なぜお水がたまるの?

一番多いのは、急性中耳炎が十分に治りきらないで、鼓膜の内側に膿が滲出液として残ってしまう場合です。
そのほか、色々な原因で耳管が詰まって、外からの空気が入ってこなくなる状態が長く続くと、中耳の空気が薄くなり
(陰圧になり)、周囲の粘膜から水(滲出液)が滲みだしてきて、中耳にたまってしまう場合があります。

症状

耳が詰まった感じがします。ちょうど、エレベーターやトンネルに入った時のような感じです。また、聞こえ
にくくなってきます。小さな子供さんでは、聞き返しが多くなったり、呼んでも返事をしなくなったりする時もあります。

治療

耳管の通りが良くなれば、中耳の浸出液も次第になくなってきます。
鼻の炎症は、耳管の炎症を起こしますから、鼻はきれいにします。
また、通気(つうき)といって、鼻から中耳に空気を送ります。(ガッコウというあれです)
中耳の陰圧がないほうが、耳管の炎症も取れやすいのです。通気をしたり、鼻をきれいにしていてもなかなか治らなかったりする時には、鼓膜を少し切って(鼓膜切開)水を出します。
ただ、鼓膜を切って水をだしても、切ったところがふさがると、また溜まってくる時もあります。そういうときには、鼓膜を切ったところに小さなチューブを差し込んで穴がふさがらないようにすることもあります。

どれくらいで治るの?

治り方は色々です。2~3回通気をしただけで、すぐ治る場合もありますが、何カ月も何年もかかる場合もあります。
チューブを入れた場合は、年齢などの様子をみながらチューブを取り出しますが、やはり1年以上は入れておくことが多いようです。
一度治っても、また風邪などで、悪くなったりする時もあります。ただ、大きくなるにつれて、免疫力も強くなり、耳管も細く長く斜めになり、ほとんどの場合次第に治っていきます。

通気ができない時はどうするの?

まだ小さかったりして、通気ができない場合があります。こんな時どうするかは、色々
な意見があります。早くから鼓膜切開をしたり、チュービングをしたりする方が良いと
いう意見もあります。ただ、大きくなってくると、通気などもできるようになり、次第
に治ってくることが多いです。そのため、私は、小さい子供さんの場合は、少し様子を
見せて頂くことが多いです。ただ、聞こえ方が悪くて、言葉の遅れがみられたり、
日常生活に支障をきたしたり、大きくなっても治りにくい時には、切開やチュービング
をした方がいいと考えます。